モバイル顕微鏡について

モバイル顕微鏡とは

モバイル顕微鏡は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末と、モバイル端末のカメラに外付けするレンズユニットからなる顕微鏡です。

レンズユニットには、直径1mm以下から数ミリの球レンズや小型の光学顕微鏡を用いるものなど多様な形態が存在しますが、収差補正された小型で高分解能のレンズを用いれば、単純な構成でリサーチグレードの顕微鏡を実現できます。

モバイル顕微鏡の一般的な特徴

モバイル顕微鏡は、構成の単純さゆえに、以下のような特徴を有しています。

・小さく、軽量で、可搬性が高く、操作、メンテナンスが容易なため、野外や臨床現場など実験室外で利用できる。

・複数台でも購入、保管、移動の負担が小さく、学生実習、学校・科学館のイベントで使用できる。

・形態の自由度が高く、サンプルと観察方法に応じたテーラーメイドの顕微鏡を作製できる。

また、モバイル端末を利用するため、以下のような利点があります。

・静止画、動画の撮影、加工、インターネットを通じた共有、人工知能による自動識別、GPSデータなどの観察ログを用いたデータの可視化が容易である。

・モバイル端末の遠隔操作機能を用いて、インキュベーターの中、物理的に負荷をかけた状態など、特殊な条件下のサンプルをリアルタイムで観察できる。

・モバイル端末の普及率は先進国、途上国を問わず高いことから、市民参加による生態調査、環境モニタリングをはじめとするシティズン・サイエンスの強力なツールとなる。